クレイジーケンバンド 「ソウルパンチ」@品川ステラボール

この時期の話題といえば、だいたい「ゴールデンウィーク」が終わりそうで憂鬱、というものが多い。それなら、最終日に遊びの用事を入れて、打ち上げてしまえ。ということで、クレイジーケンバンドの品川ステラボールへのライヴへ出かけた。オークションでチケットを安く手に入れられてラッキー。

品川ステラボールは、この前の小堺一機戸田恵子(id:atnb:20050313)のライヴ会場と同敷地内。ユーミンが名付け親だそうで。会場に入った後、たいして熱心でもなく、物販リストを眺める。Tシャツや携帯ストラップなどには、そんなに興味がない。…。リストのもっとも下の部分で目を留めた。「熱いリクエストにこたえて、再入荷!もう、これで最後か?」あの、すみません、これまだ残ってますか?「はい、こちらです」並べられたのは、横山剣宅録音シリーズのカセットテープ4種(写真)。全部ください。6500円。あーあ、やっちゃったよ。(以下、ライヴ内容)

これからステラボールへ行かれる方へ

スタンディングの場合、終演後2000人弱のお客さんが、フロアの左手後方にあるひとつだけの出口から出ることになります。しかも、フロアからロビーまでの通路がやや狭いので、退出には5〜10分かかることもあるので、覚えておくといいかもしれません。


フロアに10分前に入ると、お客さんがぎっしり。とりあえず、上手後方の位置をキープする。無駄に背の高い私の後ろにいる皆さん、いつもすみません。開演すると、ライヴのタイトルにしてニューアルバムの予定タイトル「ソウルパンチ」にちなんだのか、ファーストアルバムより「パンチ!パンチ!パンチ!」が流れ、上手のそでの階段からメンバーが、最後に剣さんが降りてくるのが見えた。かっこいい。

今回も、今までのすべてのアルバムからまんべんなく選曲。そして、次回作のアルバムタイトルとライヴタイトルを同じにしているだけあって、アレンジ不完全ながら(剣さんは歌詞の書かれた紙を見ながら)、新曲2曲を披露。スタジオにこもりきりだったから、人前で演奏できるのが、すごくうれしいそうだ。準備の時間が少なかったのか、剣さんやベースの洞口さんが、歌詞が飛んでしまったり、出だしがずれてしまったことがあった。剣さんが間違えたところを見たことなかったので、驚いた。

いまや、「タイガー&ドラゴン」のヒットもあって、知名度も一気に上がったクレイジーケンバンド。しかし、剣さんのMCは、初めて見たときと同様で、観客と同レベルにあり、上からものを言われているような「勘違い」がまったく見られないから好きだ。
やっぱり今度のタイトル「ソウルパンチ」は、原点回帰を意識しているのだろうか。ダブル・アンコールの最後の曲は、ファーストアルバム「パンチ!パンチ!パンチ!」から、「空っぽの街角」だった。そのまま終わりのご挨拶。

クレイジーケンバンドについては、ライヴは無理して来ることないか、と思ってたけど、来れば飽きることなく十分楽しめるので、やっぱり追いかけたほうがいい。そう決めた。新曲を聴いたときはまだピンと来なかったけど、ニューアルバム、どうなるんだろう。